おはようございます。
イカピーでございます。
「森」様よりコメントでご指摘いただいておりましたが、
誠にご無沙汰なことと相成りました。
増税の対応や、お風呂改装のフォローなどに追われるうちに、
当ブログの存在そのものが忘却の彼方へ旅立っておりました。
その彼方より、帰還した記憶に急ぎ筆を執った次第にございます。
閑話休題
われらが日本には素晴らしい伝統芸能、伝統技術がたくさんあります。
歴史好きで「和」の物が好きな五十嵐はそういう伝統を守る方々を尊敬しております。
「時代の波」などという安易な言葉で一括りにはできませんが、
そういう古くからの伝統を守ってこられている方々は、新しい娯楽や便利な道具に押されて、
経済的に苦しい業界が少なくないとのことです。
そんななかで、五十嵐が感銘を受けた話をいくつか紹介いたします。
まずは、日本の伝統遊戯「将棋」の話。
私は小学校の時に将棋のクラブに所属し、祖父を相手に挑んでは返り討ちにあっておりました。
もう20年近くも触れておりませんので、ルールを覚えている程度です。
ですので、新聞やインターネットの記事で、プロ棋士の方の対局について取り上げられていても、
さほどに興味を惹かれることはないのですが、そのなかで強くひきよせられたのがコレです。
「コンピュータ将棋」
プロ棋士 対 コンピュータプログラム の対局です。
イカピーが日頃から愛用しているインターネット動画「ニコニコ動画」の「電王戦」の記事を特に興味深く読んでいます。
五十嵐がコンピュータの専門学校でプログラミングを勉強していた12年程前、
チェスの世界王者にコンピュータプログラムが勝利したとニュースになりました。
チェスと将棋は似た遊戯ですが、両者の大きな違いとして、
チェスは一度とられた駒が盤上から消えますが、将棋は取った駒を自分の物として盤上に再配置できる。という部分です。
当時の私の先生は「将棋のルールでコンピュータが人間のプロに勝つには、あと10年くらいかかるんじゃないかなぁ」
と仰っていました。
果して、このプロ棋士とコンピュータの対局は2010年ころからコンピュータがプロに肉薄するようになり、2014年現在ではコンピュータが優勢とのこと。
将棋をしたのが20年前、プログラムを学んだのが12年前と、
どちらも「門前の小僧」レベルのイカピーですが、
プログラミングの技術進歩に舌を巻きつつも、
コンピュータとの対局という新しい分野に門戸を開く、
将棋の世界に畏敬の念を抱きます。
続きます。