越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

2014年01月30日(木)

2月といえば?

おはようございます。
お客様の少ない時期はちょっとだけブログ更新が早くなるイカピーでございます。
(それでも月1回が2回になる程度ですが)

まずコメントの返信を。
>「りり」さん
今年も例年通りに「雪しか祭り」に和泉屋の足湯が参ります。
イカピーは夜行性動物なので、夜と早朝のイベント以外は寝ています。
(´-ω-`)zzZ
当日はヤスオ部長が皆様をお出迎えする予定ですのでお楽しみに!

もう1月も終わり、2月になるわけでございますが、
2月のイベントといえば、節分とバレンタインでございましょうか。

悲しいかな縁の無いバレンタインの話よりは、節分に関するお話でもいたしましょう。

節分で豆まきをするのは
「まめ」→「魔滅(まめつ)」
つまり悪いものを倒す、と語呂でかけたところから始まったそうです。
・・・私の知識だと、これ以上書けることありませんでした。
文字通りの「マメ知識」で終わってしまいました。
え?別に上手くもないですか、そうですか(´・ω・`)

仕方がないのでバレンタインのことも書きましょう。

このバレンタインデーというのは本来キリスト教に関するイベントで、
「聖バレンティヌス」という聖人の名前に由来するのだそうです。

3世紀のローマのお話です。
時のローマ教皇は
「兵士が奥さんや子供を持つと戦場での士気が下がる」
という理由で、兵士の結婚を禁止してしまいました。

しかしその命令を破ってでも結婚したいという若いカップルをこっそり祝福し、
結婚式を挙げてあげたキリスト教の司祭がいました。
それがバレンティヌスさんです。
彼は自分の庭の花を摘んで、新郎新婦を祝福してあげたんだそうです。

しかしそれが教皇にバレてしまい彼は処刑されてしまいます。
教皇は結婚の否定の意味を込めてか、
家庭をつかさどる女神「ジュノ」の日
(以前にジューンブライドの話題で書いた女神さまです)
2月14日を彼の処刑日に選びました。

後年、バレンティヌス司祭の命を懸けた行動から、
彼は「恋人を守護する聖人」とされ、
彼の処刑がされた2月14日を「バレンタインデー」と呼ぶようになったそうです。

それにつけても、バレンタインデー然り、節分の恵方然り、以前に書いたハロウィン然り、
他文化を自分たちの商売に沿わせ、独自文化として確立させた先達の知恵と発想には感服いたしますな。

各種イベントには基本的に便乗して楽しむ主義のイカピーではございますが、
バレンタインデーばかりは便乗のしようがございませぬ故・・・・
(´・ω:;.:…

みなさまは偉人、先達に感謝をしつつ、それぞれのイベントをお楽しみくださいませ。

2014年01月26日(日)

大浴場改装工事のお知らせ

〜大浴場改装工事のお知らせ〜

いつも当館をご利用いただき誠に有難うございます。
さて、当館ではこの度、大浴場の一部を下記の日程で改装工事させていただくこととなりました。改装後は、今まで以上にお客様に愉しんでいただける大浴場に一新される予定ですので、どうぞご期待くださいませ。

尚、工事期間中の営業は通常通り行います。お客様には一部の大浴場をご利用いただけずご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

スタッフ一同、今後一層より良いサービスを目指してまいりますので引き続 きご愛顧いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

よもぎひら和泉屋 女将
平成26年1月26日

〜工事期間〜

平成26年3月3日(月)〜4月30日(水)
3階「月の湯」を改修工事のため閉鎖いたします。
 ※3階「星の湯」4階「風の湯」は通常通りご入浴いただけます。

平成26年7月
3階「星の湯」を改修工事のため閉鎖いたします。
 ※3階「月の湯」4階「風の湯」は通常通りご入浴いただけます。

2014年01月21日(火)

ふつう?

世間では風邪が流行しいるようですね。
みなさまはご体調崩されておりませんでしょうか?
流行の先端で風邪をひき、一足早く治ったイカピーでございます。

先日、学校の先生方が慰労会で和泉屋をご利用なさった折に、
「この前の『地元愛』の話はよかったよ。君は大した文才だ」
と、ある校長先生からお褒めの言葉をいただきました。
まぁ上機嫌に酔っていらっしゃったので、額面通りに受け止められませんが(汗)
何歳になっても先生に文章を褒められるというのは嬉しいものでございます。

「みんなが言う『ふつう』ってさ
 なんだかんだで実際は多分
 『真ん中』じゃなく、理想に近い」

唐突でしたがこれは、五十嵐が好きな女性歌手の曲の一節です。

五十嵐は最近この「ふつう」という言葉について考えます。

私たちは日常会話の中で「普通は~」とか「一般的に~」「常識的に~」などの言葉を無意識に用います。
「ふつう」という言葉を辞書を引くと「一般的であること」「ありふれたものであること」「変わっていないこと」などとあります。
でもこの言葉って、曖昧な物だと思いませんか?

そう考えていて、何気なく聞いていた上記の歌詞を意識して「確かに!」と感心いたしました。

五十嵐も三十路街道を歩み始めて久しい年齢でございます。
和泉屋のなかでは若手のつもりでも、20歳前後の人たちに触れると年齢差と申しますか、価値観の違いを痛感いたします。
私が「ふつう・当たり前・常識」と思うことが、彼らのそれとは違うのでございましょうな。
まぁ、同じように先輩方も私たちとのギャップを感じてきたことなのでしょうけど(・ω・;)

そう感じるのも、私が無意識に口にする「ふつう」が
「真ん中よりも理想に寄った」ものなんだろうなぁ。
と思い返したりいたすわけです。

別段これを悪い傾向と思っているわけではなく、
まして自分の中の「ふつう」を厳密な中間値に意識しなおすべきとは全く思っておりません。
むしろこの「中間値より少し理想値寄りのふつう」というのが、最近の私の目標でございます。

実はこの好きな曲、この後に
「だけど普通じゃ物足りない、最高を求めて旅をするのが生きている証拠だから」
という感じの歌詞が続きます。

向上心の足りないイカピーはそこまでの気持ちになれませぬ(;・ω・)

他人から見て
「(真ん中より理想に近い)ふつうくらいにできる男」
を目指していこうと思っています。

2014年01月07日(火)

自分に投資

新年明けましておめでとうございます。

「女将にかわりまして」とか「スタッフを代表致しまして」
など大仰なことの言えぬ小心者のイカピー。
あくまで個人として新年のご挨拶を申し上げます。

年末年始に忙しくさせて頂く仕事に就いてから親類付き合いなども希薄になりました。
私の場合はお年玉をあげる相手とてなく、さほどの出費のない年越しでございましたが、皆様はいかがでございましょうか?

先日、NHKさんの番組だったかと思うのですが、拝見して興味をそそられる話がございました。

テーマは「節約術」
主にご家庭の奥様向けの、家計のやりくりを助ける節約アドバイスの番組でした。

独り身の五十嵐は、自分の収入を自由に使える身ですし、
日頃、節約に心を砕くこともございません。
ですが、その番組で紹介していたその手法・・・というよりは考え方に感銘を受けました。

まず番組内で奥様方に推奨していた話を、多少うろおぼえながら説明いたします。
・日々の買い物のレシート・領収書を保管しておく。
・定期的にそのレシートを
①日々の生活に必要な食品や消耗品などの「必要」
②これは必要なかった、無駄遣いだったという「浪費」
③これを買ったことで自分の成長や向上につながったという「投資」
に分別する
・「浪費」に分けられたものを意識し、今後は似たようなものを買い控えるように注意する。

と、以上のような内容でした。
買うとき、買ったばかりの時には気づきづらい不用品を、後に冷静に見つめ直そう。という趣旨のことでした。
これも頷かされる話ではありましたが、五十嵐が興味を示したのは③の「投資」という分類です。
例えば、参考書や学術書などの購入は自分自身の知識となり身になるものです。
これは文句なく「自分に対する投資」と言って良いでしょう。

しかし、その番組の中では、とあるご家庭の奥様の買い物レシートを例にあげ、
奥様が自分で食べるために買ったお菓子は無駄な「浪費」と反省しながら、
旦那様の好物のプリンの購入を、お仕事の活力のため、旦那様への「投資」と分類していらっしゃいました。

似たようなものでも、自分の判断で「浪費」と「投資」に分類して良いとのこと。
言い換えれば、全てのものを「無駄」と断じることも、自分に必要なものだったと理屈づけても良いということになります。
ここが五十嵐が一番興味を惹かれたところです。

私は「使ってこそのお金」という主義で、他人に迷惑をかけない範囲の浪費は悪いことではないと考えています。
この番組を見て「ひとつひとつの買い物の意味を考える」という過程に意義を感じました。

ほとんど浪費と思われるもの、無駄に近いものに「これが自分にどういう影響をあたえた」と意味を持たせることで買い物の意義が増すのではないでしょうか。

例えば、浪費の代表格にして、他人に文字通り煙たがられる存在「煙草」
私も少量ながら喫煙の習慣がございます。
世間一般に「百害あって一利なし」と蔑まれる品も
「この1本を吸うことで気持ちが落ち着いた」
「喫煙で冷静になったから安全運転に努められる」
など自分勝手な理論を振りかざして良いのだと思います。
(あくまで買い物をする上での観点ですので、非喫煙者への配慮は忘れずに(; ・`ω・´)

そうやって、様々なものに前向きな意味をもたせることは、思考や精神衛生にも良いこと・・・
昔ななめ読んだ「脳内革命」にそんなことが書いてあった気がします。

そして我々「サービス業」
形のないものにお金を払っていただく商売でございます。
お来しいただいたお客様に「時間とお金を浪費した」と思われるようではいけません。
「和泉屋で温泉に入りくつろぐことは、自分に対する投資」
お客様にそう思っていただけるサービスを目指したいと思います。

あらためまして、2014年も和泉屋をよろしくお願い申し上げます。
と、これまた個人的なご挨拶を以て締めさせていただきます。