「甘党」という言葉があります。
「お酒が飲めずに、代わりに甘いものを好む」人を揶揄する言葉だったそうです。
戦国時代を代表する武将「織田信長」も下戸で甘いもの好きだったそうで、正に甘党の代表格といえます。
とはいえ、それは「男なら酒が飲めて当たり前」で「甘いものの種類が乏しかった」時代の話です。
時代が流れ、酒の肴に甘いものを食べる人も「甘党」になり、現在では単に「甘いもの好き」を指す言葉になっています。
五十嵐も体型のイメージから漏れず、この「甘党」なわけですが、
最近この甘党の傾向に変化が見られるそうです。
そもそも、人間は脳の活動に糖分を必要とします。
新しい事を覚えたり、なんでも吸収していく子供の頃は特に糖分を多く必要とし、
また子供の味覚が未発達な舌にも「甘い」という感覚は好まれることから、子供の多くは甘いもの好きなのだそうです。
本来というか従来は、年齢を経るごとに体が欲する糖分量が減り、
また味覚の発達によって、辛味・酸味・苦味などを美味しいと感じるようになっていくものなのです。
子供の味覚の発達には「子供の嫌いな野菜をしっかり食べさせる」という誰もが通ったであろう道が活きるわけですが、
近年は親がそれをさせないために、味覚が未発達なままに成長する人が増えてきているんだとか。
また、お菓子の種類も豊富で大人でも楽しめるものがどんどん増えていて「甘党」急増中なのだそうです。
さらに、五十嵐もこの傾向に当てはまるのですが、
「お菓子や甘味はそれほど食べないが、甘めの味付けを好む人」というのも増加の一途だそうです。
これは五十嵐自身、ほんっとに良くわかります(;^ω^)
親子丼や牛丼、さらに蕎麦のつゆなど、出汁ものの味付けも甘めが好き。
カレーもそんなに辛くない方が好き。
さらに私は実家が酪農家だった影響もあってか
クリームシチュー、クリームパスタなど「クリーム」「ミルク」と名前の付く食べ物が大好物です。
いまでこそブラックのコーヒーや、ストレートの紅茶も楽しめるようになりましたが、数年前まではそれも甘くなければダメでした。
飲み会に行っても、周囲が「とりあえず生ビール」と始める中で「とりあえずカルアミルク」
これらは五十嵐の好みに限ったことではなく、現代の20代~30代に見られる傾向なんだとか。
市販のカレールーも甘口の売り上げが定番の「中辛」においつく勢いだそうです。
私がこの傾向に当てはまるので、批判的なことは全く言えないのですが、
評論する方に言わせると「飽食の弊害」であったり「味覚の発達阻害」であったりするそうです。
実に耳が痛い(;^ω^)
私も風呂吹き大根とか、湯豆腐なんかで日本酒を楽しめる大人に憧れたものですけどねぇ・・・・
とまれ、この傾向に当てはまる方も当てはまらない方も、栄養のバランスを良く摂取いたしましょう。
栄養サプリメントを常飲しているイカピーでございました。