おはようございます。
みなさま衆議院選挙には行ってこられましたでしょうか?
国民の義務と胸に刻みつつも、投票にいけなかったイカピーでございます(反省)
「政治・宗教・野球」を話題にするのはネットの三大禁忌と知りつつも、私の生まれた村の元村長にして、和泉屋を愛用してくださる「あの方」のご当選をここで喜ばせていただきたく思います。
では本日のテーマ。
「ふくろう」という鳥を思い浮かべてみてください。
どんなイメージがわきますか?
夜行性、肉食、「ホーホー」という独特の鳴き声。
かわいい、縁起が良さそう、というプラスイメージを抱く人、
不気味、残忍というマイナスイメージを抱く人もいるかもしれません。
我々のように「和風」を大事にする商売の方々は大半がプラスイメージを持ってらっしゃると思います。
「ふくろう」という語呂に漢字を当て字して
不苦労 → 苦労をしない
福朗 → 良いことが訪れる
福老 → 年をとるとさらに幸福になる
などの意味をもたせ、日本では縁起のいいものとしてきました。
また、夜行性で夜目がきき、聴覚も敏感なことから「先々を見通し、未来を拓く」という象徴にもなるそうです。
ヨーロッパでは、神話に登場する「知性の女神ミネルバの使い」とされ、ふくろう自身も知恵のシンボルといわれているそうです。
続いてはマイナスイメージについて
ふくろうを悪いものと捉える元は中国から伝わったものです。
古来の中国ではふくろうは自分の親の肉を食べると言われていました。
それは親や年長者をなにより大切にする中国の基本である「儒教」思想からは最も忌み嫌われる要因です。
そこから、「恩知らずで残忍な人」とか「能力はあるけど恩知らずな人」のことをふくろうの字を使って
「梟雄(きょうゆう)」
と呼ぶようになったそうです。
前述のように、ふくろうは我々旅館のような「和」を基調にした商売では縁起担ぎに重宝していますし、
家庭教師協会や学者さん達など「知識・知性」を軸にしたお仕事の方もシンボルやマスコットにするケースが多いそうです。
わたしが最初にした質問「ふくろうのイメージは?」についてプラスイメージを持つ人の方が圧倒的だと思います。
逆に、上記のようなマイナスイメージをもつのは戦国史や三国志などの歴史ファンくらいじゃないでしょうかね(^ω^;)
私のような競馬好きにとっては、新聞に「有馬記念」の文字が躍るといよいよ年の瀬を実感します。
この選挙には行けなかったけど、最後の勝ち馬投票券は買いに行きたいなぁ。
みなさまも「不苦労」にして「福朗」な年末年始をお迎え下さいませ。
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