越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

今日のイカペディア|2012年05月17日(木)

えと ①

おはようございます。
夏場は私服も和装のイカピーでございます。
先日、服屋さん「甚平か作務衣は入荷してますか?」といったら「もう少し先です」と言われました。私にとってはもう暑いくらいなんですけどねぇ(;・ω・)

本日のお題。
前回「甲乙丙・・・」という言葉に少しふれたので、今回はこの言葉を説明しようと思います。
先回の話では物の優劣を示す言葉で、甲が最上級でそこから下がっていく・・・という使い方をしました。
この言葉の本来の使い方というか語源は中国に由来します。

「五行説」という言葉をご存知でしょうか?
ひところ「風水ブーム」などというものも到来していたので、耳にしたことが有る方もいるかと思います。
中国古来からの考え方で「世の中の全ての物は『木火土金水』のどれかの属性をもっている」というものです。

今回のテーマの言葉は「十干(じっかん)」と言い、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
の10種類があります。
音読みで「こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き」と読みます。

さらにこれらの訓読みがなかなか面白いんです。
前述の五行「木火土金水」の5種類をそれぞれ「兄・弟」に分けて10種類にしたもの。
兄を「え」 弟を「と」と表現して

甲→木の兄→きのえ
乙→木の弟→きのと
丙→火の兄→ひのえ
丁→火の弟→ひのと
戊→土の兄→つちのえ
己→土の弟→つちのと
庚→金の兄→かのえ
辛→金の弟→かのと
壬→水の兄→みずのえ
癸→水の弟→みずのと

とそれぞれ読みます。
どこかで目にしたことがある読み方ではないですか?

今回はここまで。次回はこの「十干」の用法をお話しします。

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