おはようございます。イカピーでございます。
陽気もすっかりと春めいてまいりました。
暖かくなると、和泉屋でもお祝いごとのご予約を多々いただきます。
そのお祝いごとの中でも特におめでたいのはやはり「結婚」ではないでしょうか?
今回は結婚にかんするちょっとした薀蓄をお話ししようと思います。
まず結婚式と聞くと、どんなスタイルを連想しますか?
教会でウェディングドレスを着て、神父さんの前で誓いを交わす「西洋式」
白無垢に身を包み、神棚の前で神主さんから祝詞をいただく「神前式」
お寺のお坊さんからお言葉をいただく「仏前式」なんていうのもあります。
上記はどれも本来、宗教的に自分の信じるものの前で誓いを交わし祝福を受けるというのが本来の主旨だったわけですが、現在では宗教上の理由というよりも「ウェディングドレスが着たい」とか「和風のスタイルでやりたい」など、見た目やイメージで選択されることが多いそうです。日本は自由で良い国ですよね。
その日本の昔の結婚式はどんな風に行われていたのでしょうか?
五十嵐の好きな戦国時代の結婚式のスタイルをご紹介します。
まず基本となる様式は「仏前」でも「神前」でもない「人前式」とよばれる形式。
神様や仏様に祝福をいただくのではなくあくまで人と人のつながり、さらに言えば新郎新婦の家族同士、家と家のつながりを第一義にした結婚様式でした。
結婚の「婚」という文字、女ヘンに昏(たそがれ)と書きます。
「たそがれ」とは「誰そ彼」とも書き、薄暗くなってきて人影は見えるんだけどはっきり誰かは見えなくなる時間帯、つまり夕方頃のことをいいます。
戦国時代の結婚式はこの「婚」の字が指すように、たそがれ時にスタートします。
結婚式会場は基本的に新郎の家で、新郎側の親戚一同でパーティのセッティングをしておきます。
新婦側の一族は、嫁入り道具などを手分けして持ち、夕方に家を出発して式場である新郎の家に向かいます。
夕方に家を出た花嫁一行が、新郎の家につく頃にはもう夜です。
儀式的なものも多少はあるのですが、このあとの式は基本的に宴会です(笑)
というのも先に言ったように、当時の結婚式というのは当人たちが夫婦になるというのと同じくらい、家と家同士が親戚になるということを重要視していたため、新しい親戚どうしの親睦会というのにかなりの重点が置かれていたんですね。
加えてちょっとリアルというか下世話な話。
当時の結婚というのは家の事情によるものが大半で、恋愛結婚はかなりレアでした。
当人同士が望まない結婚も多かったわけですが、そういう場合はとくに結婚式で当人たち、とりわけ花嫁に酒を飲ませ、酔った勢いで初夜の性交渉まで済ませちゃうところまで結婚式のプログラムだったんだとか。
なんかやるせないですねぇ。
好きな相手と結婚できる現代は幸せですね。
いつも楽しく拝見させてもらっています。ラーメンブログにコメント張れなかったんでこちらに。
僕も行った時ありますよ!大吉。
さすがにボウルでラーメンが出てきた時はありませんけどねwどんぶり勘定にもおどろきですねwまた今度食べに行きたくなりました。ブログがんばってください。