越後長岡 よもぎひら温泉 和泉屋

よもぎひらの日々の出来事 和泉屋のブログ

2012年03月04日(日)

いからし! ③

おはようございます。もしかして:花粉症予備軍?なイカピーです。
ちょっと鼻がムズムズしてきました(´・ω・`)

札幌のトラさんコメントありがとうございます。
北海道ではアイヌ語が今も息づいているんですねぇ。

五十嵐の苗字の話の続きです。
紀元の頃から、現在の新潟県三条市近辺を治めてきた五十嵐一族でしたが、
「いいくにつくろう」鎌倉幕府の時代には源頼朝から直接、この地域の領主として任命されたといいます。

そのころの昔話をひとつ。

領主の五十嵐の家に美しい娘がおりました。
両親ともその娘をとても大切に育てていました。
娘が年頃に育ったある時から、その娘の所に毎晩謎のイケメンが通うようになったといいます。
そのことを知った両親は「大切な娘を!」と激怒するかと思いきや、夜な夜な通ってくる男がいい男なので容認ムード。
ただ知らないふりもできないと、母親が娘にその男の素性を尋ねると「名前も住所も教えてくれないの」と娘は答えました。
いくらいい男でも正体不明の男とつき合わせるわけにはいかないと母は作戦を考えます。
次の夜に現れた時に、男の服の端っこに針をつけて長い糸を縫い付け、その糸を追跡しようという作戦でした。
さっそく娘は作戦を決行。
男が帰った翌朝にその糸をたどって追跡すると、「院内の淵」と呼ばれる沼のところで糸が途切れました。
なぜ沼で糸がなくなったんだろう?と娘が考えていると、その沼から龍神が現れました。
「見つかってしまったら仕方ない。これまでお前に会いに行っていたのは私だ」
自分のところに通ってきたいい男の正体が龍神だったと知ってビックリする娘にさらに続けます。
「お前の体には私の子供が宿っている。私の形見だと思って育ててくれ。私はお前に刺された針から毒が回ってもう長くないようだ・・・」
どこからツッコめばいいんだろう(笑)
いきなり神様の子供をご懐妊とか告げられるのもビックリですが、服の袖に付けた縫い針が実はダイレクトに龍神様の肌に刺さってたのもビックリ。
さらにその針のせいでもうすぐ龍神様死んじゃうとか・・・・龍神様よわっっっ!!
それから数か月後、その娘に子供が生まれました。
元気な男の子だったのですが、その子はなんと脇腹に3枚の鱗がついていたのです。これは龍神の子供の証?!
その子は「五十嵐小文治(こぶんじ)」と名付けられ、スクスクと成長していきました。
五十嵐小文治.jpg
四十五人力といわれる豪傑として称えらえ、地元を荒らしていた山賊を退治するなどの活躍をしたといいます。
百人力っていうより具体的な数字がリアルですね(・ω・;)
彼が力試しに杉の木に向かって石を投げたら、杉の木にめり込んだという伝説があり、その杉の木が三条市の五十嵐神社に現存しているそうです。
五十嵐神社・杉.JPG

よくある昔話ながら、娘のところに夜這いに通う男を親が容認したり、神様が縫い針で死んだりと微妙にツッコミたくなる昔話でありました。
フィクションでもそのモデルになるような人が先祖にいたんだとしたらちょっと誇らしいですね。

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2012年03月03日(土)

温泉をリトマス試験紙に垂らしてみる(前回のつづき)

前回、無駄に引っ張ってしまった安尾(ヤスオ)ですm(__)m
嫁にツマラナイと言われてからブログ書き悩んでます。

では、つづき
リトマス試験紙に試験水を垂らしてみると



まずは、石けん水
和泉屋 実験 結果 石けん水.JPG
おお~!! 変わってます。
青い紙はそのまま=酸性ではない。
赤い紙が青色に変わってる=アルカリ性
つまり、石けん水はアルカリ性です。

続いて、水道水を
和泉屋 実験結果 水道水.JPG
青い紙はそのまま=酸性ではない。
赤い紙もそのまま=アルカリ性ではない。
つまり、水道水は中性。

よしよし、順調ですね。予想通りの結果です(^v^)

いよいよ、和泉屋の温泉の出番。

リトマス試験紙に垂らしてみます。


ん?


おっ!

変わった変わった!!微妙にw
和泉屋 実験結果 温泉.JPG
青い紙はそのまま=酸性ではない。
赤い紙がすこーし青色に変わってる=アルカリ性 (写真を拡大してみてください。)
つまり和泉屋のお風呂はアルカリ性

—–結果—–
石けん水はアルカリ性
水道水は中性
和泉屋の温泉はアルカリ性

和泉屋の温泉のヌルヌルスベスベ感はアルカリ性だからと証明されました\(^o^)/
いや~良かったよかった。

いかがでしたでしょうか?「温泉を化学してみる」
こんなことやってる旅館はほかにはないですねw
やっぱり、疑問に思ったら調べてみる。そして、試してみる。
どんなことでも、大切なことだと思います。

みなさんも是非、ご自宅にあるリトマス試験紙で試してください。(無いかw)

実験結果にご満足してくださったら
ぽちっと投票よろしくお願いします。

2012年03月02日(金)

温泉をリトマス試験紙に垂らしてみる

皆さん、おはようございます。
最近、和泉屋ブログを書いていることが嫁にバレた安尾(ヤスオ)です。
「あんた、ブログやってたのね?」
「!?!?なぜそれを・・・」
「イカピーのブログおもしろいね~♪」
「じゃあ、俺のは」
「あんたのツマンナイ」
ブログがんばります・・・。

先日、イカピーのブログで温泉の泉質のお話がありました。
ph(ペーハー)値の話がありましたよね。

~~小学校の理化の授業で青と赤のリトマス試験紙とかって紙をいろんなものにくっつけて「酸性だ、アルカリ性だ」とかしたことありませんか?この酸性・アルカリ性を決める数値をph(ペーハー)と呼ぶのですが、温泉というのは~~~   イカピーブログより

ってことで、今回試してみました。

まず、用意するもの

リトマス試験紙 (赤・青)
和泉屋 リトマス試験紙.bmp 

そして、試験水を3つ

では、さっそく実験開始(^_^)/

まずは、3つの水を見比べてみます。
和泉屋 実験 石けん水.JPG 和泉屋 実験 温泉.JPG 和泉屋 実験 水道水.JPG
さすがに石けん水は濁りますね。温泉は浮遊物(湯花)がありますね。色はほぼ透明。
水道水は完全に透明ですね。

さらにのぞいてみます。
コップの底に文字を置いてみました。

和泉屋 実験 石けん水をのぞく.JPG 『石鹸水』 濁っていてほとんど文字が見えません。
和泉屋 実験 温泉をのそく.JPG 『温泉』 湯花がみえます。ほぼ透明
和泉屋 実験 水道水をのぞく.JPG 『水道水』 完全に透明。丸見えです。

では、次ににおいを嗅いでみましょう
和泉屋 実験 匂い.JPG
「石鹸水」はレモンのかおりがします。
「温泉」若干イオウのにおいがします。
「水道水」無臭ですね。

いよいよリトマス試験紙の登場です。
和泉屋 実験 リトマス紙にたらす.JPG

一つの試験水に対して二枚ずつ使います。
青色のリトマス試験紙が赤に変われば酸性。
赤色のリトマス試験紙が青に変わればアルカリ性ということになります。

・・・垂らして待つこと一分。
おっ!!色が変わってきましたヨ。


«次回予告» テレッ テ~テ テ~♪
和泉屋の温泉は本当にアルカリ性なのか!?
和泉屋の歴史にまた一ページ
m9( ・`ω・´)

つづきはこちらから

2012年03月01日(木)

いからし! ②

おはようございます。和泉屋の寝坊ツートップ、安尾&イカピーの片割れでございます。

今回も私の苗字の由来をお話しします。
天皇の息子である五十日足彦さんニックネーム「嵐皇子」が新潟の地に開墾や農耕の技術を伝えに来て、原住民から慕われるようになったというお話でした。
しかし残念なことに暖かい西日本生まれの五十日足彦さんは、雪国新潟の寒さに負けてしまい早くに亡くなってしまいます。
地元の人たちは五十日足彦さんの死を悼み、農耕の中心になっている川に「いからし川」と名付け、五十日足彦を神とまつった「いからし神社」と名付け、以降の

地元民達のリーダーは「いからし」という名前を名乗ったそうです。
昔話の域をでませんが、どうやらこのリーダーさんが我々五十嵐の直接の祖先のようです。
さすがに皇族の直系ということはないかな?(笑)
五十嵐という文字は豊作をもたらす天候「五風十雨」という言葉からとっているとのこと。
私の苗字はそんな意味だったのか。φ(・ω・)メモメモメモ

異説として、この新潟の一族が蝦夷(北海道)に遠征に行ったときの功績で、アイヌ語で見晴らしの良い場所という意味の「インカルシ」という言葉をもじって「いからし」という名前をもらったという説もあるそうです。
このインカルシという言葉は北海道の遠軽町(エンガルちょう)の元でもあるそうです。この町と私達の名前の由来が同じだと思うとなんだか親近感がわきますね。
遠軽町.jpg

じつはまだ続きます、五十嵐の話。
ではまた次回もお付き合いください。

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