おはようございます。イカピーでございます。
今回のお題「出会い物」
なにも独り身の寂しいイカピーが出会い系のサイトに手を出したとかそんな話ではございません。
季節の旬な食材を組み合わせ、双方の長所を引き立たせ合う料理。
これを出会い物、京料理から生まれた言葉なので「であいもん」と読みます。
今の季節、寒い冬を代表する食材といえば「寒鰤」
脂がのっていておいしいですよね。
続いて冬野菜の代表は「大根」
大根は寒さに応じて栄養価と糖度が増し、特に雪降るの地域の「雪下大根」は甘さ最高。
煮物の主役になります。
この冬の魚代表と冬の野菜代表が、素敵な出会いを果したのが、名前もストレートな「鰤大根」
強すぎるほどにのったブリの脂を大根がほどよく吸収し、魚の生臭さを消してくれます。
さらに大根の甘味がブリの旨みを一層に引き立たせてくれる、正にベストパートナー。どちらがメインでどちらがサブということのない両方が主役の料理です。
他には春にワカメと筍の出会い「若竹煮」
夏には「にしん茄子」
秋には「ハモと松茸」
などが出会い物の代表として挙げられるそうです。どれも京料理らしい上品な組み合わせですね。
この季節、和泉屋のまかないにも鰤大根は登場します。
鰤はお客さんの料理の焼物やお造りに使った残りの部分なので身が少ないのがちょっと寂しいですが、逆に言えばお造りにできるほどいい鰤を使っているので味は1級品です。
冬の楽しみのひとつですね♪
お互いの短所を補いあい、長所をさらに引き立たせ合う「出会い」
五十嵐もそんな鰤と大根のような出会いをしたいものです。
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