おはようございます。イカピーでございます。
「札幌のトラ」さんコメントありがとうございました。
今回の金杯は東西ともなかなかに難解でしたね。
「1年の計は金杯にあり」という競馬格言もありますが、東の金杯では1番人気のアドマイヤコスモスの骨折、西では金杯に勝利した直後の松岡騎手の落馬骨折という残念なニュースがありました。ケガは勝負事の常とはいえ、一人のファンとして我々を楽しませてくれる人馬のみなさまには無事健康でいただきたいと思うばかりです。
競馬のことを書き出すといよいよ止まらなくなるのでこのへんにしておいて、本日の話題へ。
新年もあけて早1週間。それぞれお勤めなども始まり日常的な生活へと戻られた方も多いかと思います。
食事の方もお餅やお節などの季節料理から通年の家庭料理に戻った頃ではないでしょうか?
そこで今回は家庭料理でお馴染みの「あのメニュー」の意外なルーツをご紹介します。
時代は明治初期のころ。
江戸時代の鎖国政策からアメリカに強引に開国させられた少しあとの時代です。
日本は不利な条件の条約を結ばされたアメリカさんが苦手で、ほかの欧米諸国の中で仲良くしてくれる国を探していました。
そのなかで巡り合えたのがイギリスさん。
イギリスさんも当時、ヨーロッパ諸国の近くの国とケンカ中で、少し離れた国で仲良くできそうな相手を探しているところでした。
日英同盟の締結です。
お互いベストパートナーになれた両国。
とくにイギリスさんは鎖国により文化レベルの大きく遅れている日本にとても親切にしてくれました。
そんななかで日本の外交官がイギリスに招待されて帰国した時のことです。
その外交官はイギリスでご馳走されたビーフシチューがとてもおいしかったので、日本でも食べたいと言いました。
しかしイギリスでレシピを教わってきたわけでもなく、ヒントは外交官の記憶だけ。
それでも日本の料理人は、外交官のイメージを精一杯に再現しようとしました。
「肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎを大きく切って煮込んだ料理だった」
「茶色のもので煮込んであった」
「しょっぱい中に甘味のある料理だった」
これらのヒントを元に、料理人はビーフシチューの再現を目指します。
材料を大きめに切って茶色のもので煮込む・・・・醤油くらいしか思いつかないよなぁ。
しょっぱさに甘味をつける・・・・砂糖と酒を加えてみるか?
そんな風にしてできあがった料理、もうおわかりになりましたでしょうか?
日本の家庭料理を代表するメニューのひとつ「肉じゃが」です。
これを食べた外交官も「ビーフシチューと全然違うけど、これもかなり美味い!」と絶賛し、普及していったそうです。
肉じゃがの起源がビーフシチューの再現を目指したものだった・・・面白いと思いませんか?
全国的に寒い日が続いています、こんな日の夕食にアツアツの肉じゃがはいかがでしょう?
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