おはようございます。歴史は強いけど地理に弱いイカピーでございます。
(観光業としては致命傷じゃあるまいか?)
昨日の地名ネタで、かずっちさんより「東京の県庁所在地は東京」という話のコメントを頂戴しました。
なるほど、これまで意識したことがありませんでした。
というか新宿区にあることすら知りませんでしたorz
気になったので調べてみましたら「地図には市町村の名前を記載するが、東京23区は市町村ではない。だから便宜的に地図上では県庁所在地である新宿区を『東京』と表現する」加えて、昭和18年までその地域を「東京市」と呼んでいたことにも起因するのだそうです。実にタメになりました。
かずっちさんありがとうございます。
さて本日の話題。
「足下を見やがって・・・」悔しそうに言いながらお金を払う。
実生活ではそんなに使わない言葉・・・というか、多用するような状況になりたくはないものですが(・д・;)
人の弱みつけこまれ、適正価格より多額の金銭を請求されるような時に使われる言葉ですが、足下ってなんのことでしょう?
これの語源は我々旅館業の原型、宿屋にあります。
江戸時代以前、旅といえば当然徒歩でした。
その時代に宿がいくつもあるような大きな町はともかく、
宿が1軒しかないような小さな町や、町と町の間の街道にある宿などは基本宿泊金額なんかをあえて設定していませんでした。
お客さんが訪れて「今日部屋あいてる?値段はいくら?」などと聞かれると、
熟練の番頭さんは、その人がどれくらいお金を持っているかを予想しつつ、お客さんの足を見ます。
「草履がどれくらいくたびれているか」「足の腫れ、疲労はどれほどか」を瞬時に判断し、
「このお客さんはもう歩く元気がなさそうだから高額を払ってもウチに泊まってくれそうだ」とか
「このお客さんは安くしないと隣町まで歩いていく元気がありそうだ」
など相手の状況、とくに足下の状態を判断基準に即座に金額設定を行ったそうです。
「足下の状態から高額料金をふっかけられる」ところから「足下を見る」という言葉が生まれたのです。
熟練の番頭さんスゲェな。
現代は交通の便も整い、宿泊も事前予約が基本になっています。
和泉屋一同お客様の足下など見ることなく、目を見て真心でお出迎えさせていただきます。
お、私ちょっといいこと言ったぞ ( ・`ω・´)ドヤッ
すみません調子にのりました。
最近始めました
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